ガチャガチャ・ガチャの歴史

キャラクタービジネスを構築したバンダイ「ガシャポン」の歴史

ガチャガチャの総称がカプセルトイですが、ガチャガチャメーカーによって呼び方が違うこと知ってます?
「ガシャポン」は、バンダイが商標登録しているガチャガチャの名称です。
 すでにガチャガチャやガチャポンなどと呼ばれていたガチャガチャをバンダイは
「ガシャポン」に統一しました。
1985年のSDガンダムが発売された時期にガシャポンの登録がされたのです。
ちなみに、タカラトミーアーツ(旧ユージン)では「ガチャ」の名称で登録しています。
ガチャガチャ・ガチャポンラボ所長のオノーちゃん( @GachaOnoo )です。

 バンダイ「ガシャポン」の歴史を勉強してみよう!

キン消し
1977年にバンダイはガチャガチャビジネスに本格参入します。
当時、スーパーカーブームもあり、他社メーカーと同じような商品化をしていたようです。売れるのもそこそこ・・・。、しかしそこはキャラクターを多く保有しているバンダイは、キャラクター展開を開始していくのです。
バンダイ「ガシャポン」ヒット作品年表
1977年(S52) ウルトラヒーロー※マシン設置台数 5485台
1987年(S53)
ウルトラ怪獣
1979年(S54) ドラえもん 仮面ライダー
1980年(S55)
鉄人28号
1981年(S56) Drスランプアラレちゃん、 ゴールドライタン、ゴッドマーズ
1983年(S58) キン肉マン
1985年(S60) SDガンダム※マシン設置台数8万台
1987年(S62) 聖闘士星矢 SD武者ガンダム
1989年(H1) ドラゴンボール
1990年(H2) 甲竜伝説ヴィルガスト、SDガンダム外伝
1991年(H3)
SDガンダムガンドランダードラゴンボールZ※マシン設置台数10万台
1993年(H5)
ゴジラシリーズ F.B(フューチャーブーム)コレクション、塩ビ製彩色フィギュアを発売
1994年(H6) ウルトラマン HGシリーズ
1995年(H7)
ウルトラマンシリーズ  FC(フルカラー)コレクション

100円ガチャガチャに1977年バンダイが参入する

BVM100

 

1977年にバンダイが黒船のごとく、100円機でガチャビジネスに参入します。
1970年代には、テレビアニメ文化が芽生えはじめマジンガーZ、宇宙戦艦ヤマト マニアオタク文化の幕開けした時代の中ガチャビジネスを展開し始めます。
1980年代からは週間少年ジャンプ からのアニメ放映、バンダイでの商品化というマーチャンダイジングの方程式が完成した時代でもありました。
ガチャビジネスの基礎となる毎月情報書を発行し、3ヶ月前に代理店から商品受注をかり取る仕組みを作りあげます。
1980年代はアニメコンテンツの宝庫でありました。
  • 1981年(S56):機動戦士ガンダム
  • 1984年(S59):キン肉マン
  • 1986年(S61):ドラゴンボール
アニメ放映と同時に玩具を発売し「ガシャポン」もアニメ放映と同時に発売にされる図式が完成されます。まさに、ここでバンダイはキャラクタービジネスを構築していきます。
それとともない、ライセンスという概念が定着した時期でもあり、パチモノガチャが駆逐されました。
ガチャビジネスは100円機からのスタートで子供達にとっては高額なイメージがありました。しかし、初期段階では販売は苦戦したようですが、キャラクターが売れるに従い100円ガチャは子供達に浸透していくのです。

バンダイのガチャガチャマシン初期の段階はマシンカラーは赤だった

BVM101
バンダイの自販機のシリーズ名は「BVM」と言い、初期の段階はマシンカラーが赤を基調にしていておもちゃぽいイメージです。バンダイのことですので子供達を集めてリサーチしたに違いありません。
BVM102

 

この機種から色合いを白い方向になっておりバンダイ色を強めていったのでしょうか。

 

BVM103

 

ガチャガチャのマシンの色も白色になり、現在のバンダイの自販機の基調になっていきます。

200円のガチャガチャも追加し勢いをますバンダイのガシャポン

100円商品からより楽しい商品をということで200円商品へ価格も上げます。ガチャガチャのマシンも200円機を導入していきます。。

コインを入れるメック部分とカプセルを搬出するドラム部分を200円カプセルサイズにしBVM201 202 が発売されます。マシンが100円機と200円機と2種類ありガチャガチャの補充及び集金に手間がかかりました。

BVM2002

 

商品補充と集金の効率化を図る為のマシン開発は急務でした。1995年にユージンのスリムボーイが発売されるのと同時にガチャマシンを開発していきます。

ユージン(現:タカラトミーアーツ)から出たガチャガチャマシン「スリムボーイ」の欠点である偽コインに対応し、商品補充の簡略化を改良して作られたのがBVM2002です。

外見のイメージをアップさせ、軒下でない店内に設置してもおかしくないようにデザインされます。

100円200円にも切り替えられ集金、商品補充をよりスムーズに出来るようになっています。

カプセルステーションV

 

現在のバンダイの主力マシン「カプセルステーションV」は10円から550円までの価格設定ができて消費税にも対応できるマシンになっています。

バンダイの電子マネー対応マシンスマートガシャポンも登場

電子マネー対応マシン
電子マネー対応マシンも上野、品川駅構内でのロケテストを開始していきあmす。中国上海に現在進出中です。オリンピック開催に合わせて設置されるであろうこのマシンがどれくらい日本に普及するのか楽しみです。
んじゃまた!!!
追加情報があります。

   カプセルステーションの新型マシン稼働中‼︎

新カプセルステーション
東京キャクターストリート内にあるバンダイコーナーに新型カプセルステーションを発見しました。
前のマシンは丸みを帯びていましたが、原点のデザインの四角いタイプに変更、
100円玉を5枚500円玉を4枚対応で2500円までの価格設定が可能になります。
頭部部分が平たくなったのでディスプレーもしやすくなるのではないでしょうか?
全国の店舗に設置されていくことでしょう!!
んじゃまた!!!
ABOUT ME
オノーちゃん@ガチャガチャ伝道師
(株)ユージンからもうすぐ30年、ガチャビジネスを生業に 株式会社築地ファクトリー/代表 日本初ガチャガチャのコンサルティング会社設立/日本ガチャガチャ協会設立/ガチャガチャビジネスの歴史をサイトで書いております。ガチャに関するお問い合わせは、小野尾info@japangachagachalab1965.com