ガチャガチャビジネス

【ガチャガチャビジネス】ガチャガチャ業界で働く人は何をしているの

ガチャガチャ業界で働く人は何をしているのか知っていますか。今回はガチャガチャ業界で働く人のお話です。「どうなっているの」シリーズ3回目です。

ガチャガチャ・ガチャポンラボ所長のオノーちゃん( @GachaOnoo )です。

ガチャガチャ業界に参入は可能ですか?

ガチャビジネスへの参入は30社のメーカーがひしめくなか非常に厳しい業界です。
ガチャメーカーとして? 外部企画会社として? 外部デザイナーとして?
しかし、ガチャガチャビジネスのかかわり方はいろいろあります。
ガチャビジネスは、1965年2月17日にペニイ商会がアメリカからベンディングマシンを輸入したときから始まりました。
1977年にバンダイが参入するまでは、偽物が多く出回り、ガチャガチャに関わる方々が一番儲けられた時代でもあります。バンダイが参入して以来、ガチャガチャビジネスを構築していく上でガチャが認知されはじめ、怪しいビジネスではないことが広まりました。
そこに1995年にユージン(現:タカラトミーアーツ)が新しいガチャガチャのマシン導入し、ディズニー商品が大ヒットした結果、ガチャビジネスのイメージが良い方向になるとともに、知名度も向上していったのです。
そんなガチャガチャビジネスを指を加えて見るわけがありません、すぐさま、タカラとコナミでドラゴンキューブを発売しました。そして、シルバニアファミリーで有名なエポックやシステムサービスが参入していきます。
ただ、「そこでガチャガチャのマシンを持たないのになぜ商品をいれらるのか」という疑問が生まれます。その答えは、ガチャマシンの保有しているのは代理店だからです。
独自の商品をメーカーに開発してもらい、ロケーションを獲得してみたり、売れる商品があれば他のメーカーから商品を購入したりします。代理店からすれば売れる商材があれば、新規ロケーションを獲得出来るメリットが生まれます。
ガチャガチャビジネスは、購入してもらえる代理店があり、開発能力と生産できる工場と資本力があれば、ガチャガチャメーカーにはなれる業界なのです。
通常の玩具市場と違って参入のハードルが低いのが、ガチャガチャ業界の特徴です。しかし、薄利多売の業界なので企業の体力勝負になるが現状と言えます。

  ガチャガチャの商品発売までのスケジュールは?

ガチャガチャ情報書
ガチャガチャの商品開発にはフィギュア等の金型制作が必要な商品です。そのため、約7ヶ月前から商品企画を進行していきます。
たとえば、バンダイが構築した3ヶ月前に受注するというシステムがあり、3ヶ月前にガチャガチャ商材を紹介する情報書を作成して受注をとるシステムです。
情報書は月初にできあがります。月初から営業をかけて15日に締切にし、月末までには生産数を工場に発注する流れです。まさに受注生産になっています。
情報書に商品を載せるために、企画担当者が7ヶ月前から毎月の企画会議で商品提案を営業にプレゼンします。この会議では、社長が自ら参加している会社もあり、この企画会議で商品化の有無を決定していきます。
これがガチャガチャビジネスの根幹であり、売れないものを発売しては会社の死活問題にもなりかねないため、みんな必死にアイテムを考えています。
タカラトミーアーツHPでは、ガチャガチャの商品が誕生するまでに流れを解説しているページがあります。下のページから見れますので参考にしてください。

 ガチャガチャ商品はどんな人が企画していますか?

公衆電話ガチャ
ガチャガチャの企画者は、それぞれ得意な分野をもっています。たとえばアニメが詳しい人、オリジナルガチャが得意な人、企業コラボで仕掛け作りが得意な人など。
つまり、どれだけ各分野の詳しい人がいるかいより、ガチャガチャ商品が輝いて売れる傾向があります。したがって、ガチャガチャ担当者で受注数が決まってしまうという厳しい世界でもあります。
ガチャガチャマシンに入れるガチャガチャ商品はヒットすると、シリーズ化になる傾向があります。3ヶ月毎に同一シリーズで中身を変えて商品化します。
購入する代理店も売れている実績もあるため、数量を多く発注します。そしてガチャガチャ業界はひとつのカテゴリーが売れると似たものについ従いして、他社メーカーも似た商品化する傾向が顕著です。ほかの業界では考えられない面白い業界になっています。
最近ですと、企業ブランドのポーチ商品が売れたら、各メーカーがこぞってポーチを発売するようになりましたwww
この傾向は昔から変わりません。これがガチャガチャ業界です。
んじゃ、またね。
ABOUT ME
オノーちゃん@ガチャガチャ伝道師
(株)ユージンからもうすぐ30年、ガチャビジネスを生業に 株式会社築地ファクトリー/代表 日本初ガチャガチャのコンサルティング会社設立/日本ガチャガチャ協会設立/ガチャガチャビジネスの歴史をサイトで書いております。ガチャに関するお問い合わせは、小野尾info@japangachagachalab1965.com