ガチャガチャ・ガチャの歴史

「こむしちゃんのかんづめ」は毎年7月の夏休みに発売 100円ガチャで販売しつづける理由

タカラトミーアーツから販売している人気シリーズ「こむしちゃんのかんづめ」というガチャ商品を知ってる?

このガチャは毎年7月にYujin~タカラトミーアーツで発売されてきました。気がつけば今年31シリーズ目になるガチャ商品です。

 こむしちゃんのかんづめは31年目になるベストセラーガチャ商品

こむしちゃんのかんづめ

今回は「こむしちゃんのかんづめ」のお話です。

ガチャガチャ・ガチャポンラボ所長のオノーちゃん( @GachaOnoo )です。

こむしちゃんのかんづめの初代開発者 Mr.ジャッキーT

オノーちゃんは、パート6からの2代目の開発者です。ユージンの創設メンバーで初代開発者であるジャッキーTさんに開発当初のお話しを聞くことができました。

この「こむしちゃんのかんづめ」は1990年から毎年7月に発売さているので31年目を迎えます。新ユージンは1988年創業から2年目の7月に発売されたんですね。

価格は100円で今でも変わらない値段で毎年発売されています。価格が合わずに300円に値上げしているガチャ商品のなか、価格を子供達のために死守する姿勢が素晴らしいです。

こむしちゃんのかんづめは日本で生産されている

こむしちゃんのかんづめの生産については、一時期ベトナムに工場を移動させて生産していましたが、現在日本で生産しいる希少なガチャガチャ商品です。
さすがに100円で商品化するのに、製造価格があわず日本を製造をあきらめてベトナムへ、チャイナ+ワンとういう中国以外にも生産工場を求めていた時期でもありました。
しかし、輸送コストや生産スケジュールを考えて日本で製造したほうが効率的ということになり、日本で作ることに復活します。

こむしちゃんのかんづめの商品名は「ごきぶりのかんづめ」だった

当時のユージンには「ガチャ事業」と「玩具菓子事業」があり、金型を共有して効率化を図っていました。
こむしちゃんのかんづめは当初、H物産からアリや蜘蛛、ゴキブリなどのポリ袋に入れたセット売りの提案を受けました。昔は外部企画会社やエージェントの存在があり、そこで提案をしてもらうケースが多かったのです。
ポリ袋に入れたセット売りだけでは面白くないので、T社のHさんにこの商品の売り方のアイデアを募集して、缶詰に入れて売ったらどうかという提案をもらいました。
「ごきぶりの缶詰」とか「アリの缶詰」かはネーミングがあまり良い印象ではなく
売り場については、玩菓売り場はスーパーなどのお菓子売り場が主流。そこで当時の玩具菓子事業部のS課長が「こむしちゃん」というネーミングで売ったらどうかという話になり、両事業部が取り扱うことになりました。

こむしちゃんのかんづめの売れている理由

「こむしちゃんのかんずめ」の楽しいところは、
「ガチャカプセルから取り出して、缶詰をあけて中をみたらびっくりという2重のわくわく感も受けてヒットしたことです。」

こむしちゃんのかんづめが売れるんだから恐竜もイケる

恐竜のかんづめ

 

そのあと、こむしちゃんのかんづめがヒットしましたので、そこはやはり人間です。 恐竜を入れて缶詰として出しましたが、売れませんでした。
今でもそうですが、恐竜ネタでガチャ商品を発売してもあまり売れません。恐竜博とかイベント会場でしたら売れるのですが。子供たちはガチャの恐竜はあまり興味が無いようです。ここがガチャガチャの難しいところWWW

こむしちゃんのかんづめを200円で実験販売

こむしちゃんのかんづめDX
次世代自販機スリムボーイ」は、200円の切り替えができる新マシーンです。その発売に合わせて200円商品もラインナップしようということになり、「こむしちゃんのかんずめDX」を発売します。
もちろん缶も大きめ、その中の虫がリアルサイズではなかったため、子供たちはリアルサイズが当たりの100円の「こむしちゃんのかんずめ」を購入しまう結果となりました。

こむしちゃんのかんづめのお母さんのクレームと感謝のお手紙

標本箱プレゼン企画
子供達はちっこいアリを布団の中で遊んでそのまま外にでかけ、掃除をしている母親が布団を干そうと開けたらアリがウヨウヨいて絶叫! 速攻クレームがユージンサービスセンターへきます。
ユージンサービスセンターと言っても、当時クレームはオノーちゃんたちで受けていました。
一方、お母さんから感謝のお手紙をいただいたこともありました。キャンペーンでリアルクワガタやカブトムシを木箱の標本箱に飾り抽選でプレゼントしました。
「プラスチックでできた昆虫も石油から原料が作られていて地球から生まれてきたものなので大切にしてください」と添えて子供達に送ったところ、お母さんから「子供が商品が当たり嬉しくて抱きながら寝ている」との感謝の気持ちいっぱいの心温まるお手紙をいただきました。

こむしちゃんのかんづめの歴史はYujin ~T2Aのガチャの歴史!!

こむしちゃんのかんづめのガチャ歴史は、ユージンからタカラトミーアーツのガチャ歴史でとも言えます。
こむしちゃんのかんづめは、
何かが出てくるかわからないカプセルを開けて。ワクワク更にかんづめを開けてワクワク二倍の楽しさで子供達に喜んで笑顔になってもらいたい
という「ガチャの原点」的な素晴らしい商品です。
現在、新型コロナウイルスの影響でガチャ業界は大変です。今年の7月「こむしちゃんのかんづめ」に出会えるのを楽しみにしています!!
「ガチャガチャで世界の人々が笑顔になりますように!!!」
「こむしちゃんのかんづめ」と少年
んじゃまた!!!
ABOUT ME
オノーちゃん@ガチャガチャ伝道師
(株)ユージンからもうすぐ30年、ガチャビジネスを生業に 株式会社築地ファクトリー/代表 日本初ガチャガチャのコンサルティング会社設立/日本ガチャガチャ協会設立/ガチャガチャビジネスの歴史をサイトで書いております。ガチャに関するお問い合わせは、小野尾info@japangachagachalab1965.com