2020年は東京オリンピックが始まります。そのオリンピックの年の2月17日はガチャガチャが日本に導入されて55周年を迎えます。
まさに半世紀以上の歴史を持つガチャガチャ。その最前線を追います。
どーも、日本ガチャガチャ協会のオノーちゃん( @GachaOnoo )です。
【日本ガチャガチャ事情】2019年のガチャガチャの現状とは
1965年から始まるガチャガチャビジネス。最初はペニイ商会がオペレーター第一号として設立したのが始まりです。
あれから来年で55年に経ちますが、日本にいくつのガチャガチャメーカーがあるか、知ってますか?
ガチャガチャメーカーは今何社あるの?
- 2019年10月時点で、約30社のガチャメーカーが存在しています。
- マシン台数は出荷台数は約50万台以上と言われており稼働している台数は、30万台以上です。
ロードサイド店と言われる駄菓子屋 おもちゃ屋に行く子供達が少なくなり、ガチャガチャのマシンをほぼ見かけなくなりました。30歳以上のあなたなら、あの懐かしのガチャガチャの風景が思い浮かべることができますよね。
日本の少子高齢化が加速するにつれ、子供達がスマホにお金をかけるようになったのも原因のひとつとなり、駄菓子屋の価値がなくなっていきました。なんとも寂しい限りです。
オノーちゃんはやっぱり、あの駄菓子屋のガチャガチャの風景が好きです!!
日本では、子供がガチャガチャを回す機会が減ったかわりに、ガチャガチャメーカーは大人向けのガチャガチャをターゲットにしていきます。
ガチャガチャメーカーは、大人達が購入する層を増やすことでガチャビジネスを維持しているように思います。
ガチャガチャの市場規模ってどれくらいか知ってる?
- ガチャガチャの市場の売上金額は2019年現在、上代で400億円 下代で200億円になっています。
- 25年前は、上代で120億円と言われていいました、ガチャガチャは微増だけど伸びつつけています。
この200億円の市場を ガチャガチャメーカーの約30社が取り合いをしながら、少しづつ売り上げが伸ばしている状況です。ガチャガチャメーカー約30社は商品を企画開発し、一ヶ月に300シリーズのガチャ商品が生み出されています。
ガチャガチャのメーカー売上比率はどれくらい?
ガチャガチャ市場の100億円をバンダイが占めており、残り100億の半分50億円がタカラトミーアーツ(旧ユージン)が占めています。そのうち残りの50億円では、エポック、キタンクラブ、IP4などが続いています。
ガチャガチャ市場200億円。その半分の100億円がバンダイ、50億円がタカラトミーアーツ、その他がエポック、キタンクラブ、IP4などのメーカーになります。
まさに、ガチャガチャ業界は、バンダイとタカラトミーアーツの2強という構造になっているのです!!!
最近、起業した会社もほぼ、ガチャガチャメーカーに所属したメンバーが枝分かれし立ち上げております。
面白いことに、この構図は昔のペニイから枝分かれしていきガチャオペレーター乱立していく状況に似ているんですよ!!
メーカーと代理店と違うけどビジネスパートナーが分裂していくのはガチャガチャビジネスならではかとかと分析します。
ガチャガチャは投資資金があまりなくても、商売が可能なビジネスであり、メーカーが増える理由でもある・・・もちろんヒット商品を出すことが生き残る大前提ですが・・・
ここが、ガチャガチャビジネスの醍醐味、面白いビジネスなんです!!
今は、まさにガチャガチャ下剋上の時代に突入しています。
ガチャガチャビジネスの今後はどうなるの?
- TVアニメキャラをのメディア戦略のひとつとして展開したガチャガチャビジネスが、売り上げに直結しにくくなったきた。
- 6年前のコップのフチ子から始まったSNSとの連動により大人ガチャマーケットが拡大してきた。
- ガチャガチャとSNSとの親和性が高いのが証明された。
以前は大手玩具メーカーがTVアニメキャラをのメディア戦略のひとつとして、ガチャガチャを子供達の接点として利用し、売り上げを確保してきました。
国内の少子高齢化社会に突入するにつれて、子供が少なくなっていく影響で、メディア戦略がガチャガチャ売り上げに直結しにくくなったきたのです。
そこで、新たにガチャガチャの世界を変えたひとつのきっかけになったのが、キタンクラブのコップのフチ子。6年前のフチ子から始まったSNSとの連動により、大人ガチャマーケットが拡大してきたのです。
TwitterやFacebookなどのSNSが普及し、スマホを持つことが当たり前のようになってきた現在。ガチャガチャとSNSとの親和性が高いのが証明されました。まさにSNSは海外との垣根がないのでインバウンド需要がガチャに生まれる結果になったのです。
今後としては、2020年にオリンピックが開催されるなか、ガチャガチャを多くの海外ユーザーが購入し、SNSへ拡散していきます。
その結果、さらにガチャガチャは日本だけでなく他の国へ拡大されていきます。
以前までは、ガチャガチャを購入する為に、その国の硬貨と為替が合わないと導入が厳しかったハードルがキャッシュレス、電子マネーが利用できることによって拡大する可能性は十分ありえます!!!
んじゃまた!!!