2020年10月9日~11月3日まで開催されていたガチャランドに行ってきました。
タカラトミーグループの主催なのでガチャマシンはすべてタカラトミーアーツのガチャ2EZでした。
ガチャガチャ・ガチャポンラボ所長のオノーちゃん( @GachaOnoo )です。
タカラトミーグループのガチャマシン歴史
今回の展示のメインはガチャガチャの歴史ということでタカラトミーグループからみたガチャガチャの歴史年表とユージン時代からはじまるタカラトミーアーツのガチャガチャ什器を展示しておりました。
ペニイが保有している一番古いアメリカノースウエスタン社製の当時のガチャマシンが
設置されておりました、昔のガチャガチャ商品も西日本ペニイさんにありましたが数十年前の火事ですべて焼失してしまいました。残念です。
ユージンオリジナルではない電動ガチャマシンは1986年の初期ユージンメンバーがこのマシンを店舗に営業してオペレーターをやっていました。店舗前に電気コンセントがなく苦戦したようです。
電動ガチャマシンは当たるともう一回できたようで実際に自分も可動しているところをみたことがないのが残念です。
今野産業の金型を利用し製作されたガチャマシン
1988年新生ユージンで本格的にガチャガチャビジネスをしようと製作されたマシンがこの白いマシンです。
この前に赤い同型のトミーロゴマシンがありましたが現存しておりません。このマシンは元々は今野産業さんのマシンを改良したもので上の頭の扇型の蓋部分に企業ロゴを入れさせていただき店舗に設置しておりました。
新規参入でガチャマシンが多く設置されることはなく私も入社したばかりのころこのマシンはほぼ見かけるころはありませんでした。唯一あるとすればユージンが手掛けていたゲームセンター三店舗ぐらいです。
スリムボーイというガチャガチャマシンです。最初スリムボーイという名ではなく製品番号がつけられていました。
当時の社長がマシンにも名前があったほうがよいということで名前つけることになります。現在名前が無いのが残念です。
台湾ではまだこのタイプのマシンはいたるところで働いています。
幽遊白書のヒットとUFOキャッチャ-のOEMの利益でガチャ開発に着手
自社マシンの白マシンはあまり設置できませんでしたが、ガチャ商品は導入可能ということでトミーのオリジナル商品やTVキャラクターを商品企画して幽遊白書が思いがけなくヒットしました。
1995年当時はUFOキャッチャーが流行り始めた頃でユージンではシステムサービスさんから商品受注を受けることで利益でるようになります。
幽遊白書 UFOキャッチャーのOEM特需で利益がようやくでるようになったので念願のガチャマシン開発にのりだします。
今野産業で製作するはずだった新型ガチャマシン
当初は今野産業さんにお願いする予定でしたが、既に「ガチャタワー」を開発されていて厳しいとののことで、玩具メーカーから独立したばかりの若い企画会社にお願いすることになります。
スリムボーイの後継機は活躍できなかった
スリムボーイの後に後継機種がありましたが今回展示されていませんでした。マシンの特徴としては、上下分割できる構造ではなくなりました。上下一体型で集金は下に金庫ボックスがあります。下に金庫ボックスを集中させたのでコインがボックスに落ちないのでオペレターは大変でした。商品補充も機能的にやりずらくなりました。
改良を重ねた結果生まれた現在のガチャマシン
元の形に戻したのが今のガチャマシンになります。スリムボーイと違うのは、機能性重視したことでコインロッカーのようになってしまったことです。
その後新規ガチャマシンはタカラトミーグループで発売には至ってはおりません。
新規ガチャマシンを期待しております!!!
んじゃまた!!!