熱暑が続きますね!ここ数年、日本は真夏の気温が40度近くなるのがあたりまえになってしまいました。集中豪雨も頻繁になり河川が氾濫し災害を引き起こしています。世界的にも異常としか思えません。地球温暖化による気候の変動の原因のひとつが温暖化ガス、プラスチック廃棄物を燃焼処理をすることで排出される二酸化炭素です。
ガチャガチャ・ガチャポンラボ所長のオノーちゃん( @GachaOnoo )です。
ガチャガチャ業界でもプラスチックを多く利用しています。毎月発売される300アイテムのほとんどがプラスチックになります。ガチャガチャマシンの搬出の機能上円形状の化カプセル容器にいれて販売する仕組みになっています。
カプセル容器の生産数は年間約2億1000万個
カプセル容器はプラスチックでできており年間約2億1000万個のカプセルを販売しています。このプラスチックカプセルを少なくできないかとガチャガチャメーカーの努力でカプセルレス商品も多く発売されるようになりました。
カプセルのリサイクルも展開しています。リサイクルボックスを設置してカプセルを回収し再生して再利用しています。カプセルは素材が透明がポリスチレン、色がついているのがポリプロピレン、と違うので回収し選別もあり費用がかかっているのです。
2006年バンダイがカプセル回収に着手し2021年再生カプセルボックス設置
2006年からバンダイはガチャガチャのカプセルの回収に着手し2021年9月にはガシャポンのデパートやバンダイのガシャポンオフィシャルショップで再生カプセルボックスを設置しています。
21年度回収されたカプセルは約400万個(21.8t)約70万個を再生
21年度までに回収されたカプセルは約400万個(21.8t)約70万個のカプセルを再生しました。
ガチャガチャビジネスにとってカプセルは必要なものです、ガチャガチャビジネスの生命線でもあります。脱プラスチックの動きは昔からプラスチックの材料メーカーが試行錯誤してやってきました。
日本ガチャガチャ協会がお手伝いさせていただいている「街ガチャ」もバイオプラスチックを使用しています。
紙を利用してカプセル容器を製造する会社は2社
バンダイ:「マプカプセル」
ケーツーステーション:「ecoポン」
「マプカプセル」:紙51%+ポリプロピレン49%
バンダイは2007年に「バイオマスプラスチック」杉の廃材70%とポリプロピレン30%を利用した「アースカプセル 昆虫採集」を販売しました。
そして2022年に「マプカプセル」利用した商品が2022年6月下旬から展開されます。「マプカプセル」は紙パウダー51%、ポリプロピレン(PP)49%を混成させたバイオマス素材です。少しでもプラスチックを少なくできなかとバンダイが、紙を51%含む“紙製カプセルを開発しました。6月下旬から商品に使用されています。こちらポリプロピレン100%のカプセルに比べて温暖化ガスの排出量を30%削減できるということです。
ガチャガチャ業界ではないところからも紙カプセルが登場しました。
「ecoポン」:紙60%+でんぷん40%
2020年に回転寿司チェーン「くら寿司」でガチャガチャの商品(ビッくらポン)として試験導入されました。「ecoポン」は紙60%、でんぷん40%。「パルプ射出成形(PIM)」は、ポリプロピレンを使わず主成分にパルプと澱粉を用いた成形材料を射出成形して紙カプセルを製造します。生産の拠点が国内(鳥取県)にあるので輸送に伴う環境負荷の軽減できます。
「ecoポン」の特徴
・ 一般ゴミとして処分できる
・ 比重が軽い
・ 燃やしても有害物質が出ない
・ 生分解性能(約6 ヵ月で土中分解)
・ 使用材料が少ない
・ 製品を原料としてリサイクル可能
・ 有害物質を使用しない
ガチャガチャビジネスはプラスチックとの共存無くして存在はできないかと思います。
カプセルの値段もプラスチックのカプセルから比べると高いのが現状です。プラスチックをリサイクルし脱プラスチックを考えながら少しづつプラスチックの量を減らし地球の温暖化に影響がないようしていけたらと考えます。
んじゃまた!!!
©日本ガチャガチャ協会